夢の話

この夢の話は10年前のブログに書いた話です
夢の話でしていまだに鮮明に覚えております
読み物としてもかなり気に入ってます。

珍しく綺麗に終わってるところが良いw
普段から変な夢ばかり見ます。



バスを降りて街灯も疎らな舗装もされていない薄暗い道を歩く。
横にいた連れがポツっとつぶやいた

『そうだ船津君、メシを食べて行こう^^』
『メシ!?腹へってないよ、それにこの調子じゃファミレスすらないだろうに・・・』
『大丈夫だよ食事を出してくれる宛てがある^^』
『なにそれ!?誰か知人がいるの?』
『ま~そんなところだ^^』
『いきなり押しかけたら迷惑だろうに、メシはいいよ』
『ま~そう言うなってw大丈夫だよ^^』

電話も掛けずに押しかけたらと考えると気が滅入る。

『その子愛想は無いかもしれないが気にしなくていいよ^^』
『まさか彼女か何か!?』
『彼女って訳じゃないんだ^^』

ニヤニヤした顔で曖昧な返答で濁された。
知らない男の連れが付いて行ったら
益々迷惑になるんじゃないかと更に気が滅入る・・・。

『ココだよ船津君』
『ん・・・』

レトロと言えば聞こえが良いが昔 文学青年達が下宿でも
していた風貌のえらく古いアパートだった。

『えーと・・・懐かしいアパートだな』
『そう言うと思ったよ^^』
(よくこんなのが取り壊されず残っているな・・・)と危うく漏らすところだった。


連れは入口の玄関を開け顔だけ中に入れ人の名前を呼んでいる
すぐに1人の女性が出てきた様で外で待つ私には内容は分からないが
親しげに一言二言話をしている
『オッケーだ船津君^^』
連れの男が玄関ドアを開いて私を招き入れた
『あの、夜分遅く申し訳ありません・・・』

『・・・どうぞ・・・・』
愛想ないと聞いていたが覇気がない印象を受けた
ストレートの飾り気のないロングヘアーの女性がそこにいた。
色白と言うより青白く生気が無く目が虚ろで瞬間的に後悔した

(ほらみろ・・・・迷惑してんじゃん><)

玄関ドアをくぐると広くなっていて
左側に共同の下駄箱があり、靴を脱いで下駄箱に入れた。
長い廊下の奥に3匹の子猫が硝子玉のような
やはり生気の無い眼球で私を凝視している

4畳半の畳の古い部屋に通された
古い電球が突いているが酷く薄暗い

『食事の用意をしますのでお待ちください・・・・・』

目も合わせず彼女は部屋を出て行った。

『この部屋は!?』
『まー、客人用の部屋なんだよ^^』
『ふーん・・・・・』

原因が分からない違和感があり、酷く落ち着かない部屋だった
そわそわするのが薄暗いせいなのかどうかわからない
長居すべきでない気がしていた。

しばらくして彼女が食事を運んできた
『大したもの用意できませんがどうぞ・・・』
『いやいやとんでもない!こんな時間に押し掛けて
 こちらこそ申し訳ありません頂きます^^』

ご飯とみそ汁とシャケの切り身と納豆だった
好きなメニューなのに味が感じられない・・・
(あれ?なんでだ!?・・・)
気がつくと彼女は居なくなっていた。

食事も済み『そろそろ帰るよ』
『そうか、気をつけて帰りたまえ船津君』
『ん?帰らないの!?』
『うん、まぁ^^』

なるほど、彼女じゃないと言いながらホントは彼女なんじゃないか
自分は泊まる為にココに来たなと、嫌味を言いそうになったが黙っていた。

玄関で靴を履いていた時
側に人形を持った子供が1人私を凝視している


『・・・おじさん・・・・出れるの!?・・・』
『ん!?出れる!?・・・どこから!?』



『・・・・ここから出れるの!?・・・・・』



『うん、おじさん帰るんだ・・・バスで。』
意味が分からないので曖昧な返答になってしまった。

『じゃあ、船津君^^』
『うん、じゃあ』
『気をつけて帰りたまえ^^来た通り帰るんだよ^^』






数日後バスに乗りまたこの場所へ向かっていた
目的は彼女だった。
夜遅く押し掛けて食事までご馳走になったので
そのお礼を言う為に向かっていた
お礼のお土産もしっかり持った。
厚木にある美味しい和菓子店のお菓子だ
美味しいお菓子なので気にいってくれる自信があった。

バス停をおり記憶をたぐり歩く
一本道でバス停から直ぐだったから間違えようがないがw

この前の夜は5~6分で連れの言うアパートに着いた

だが・・・・・そこにはアパートは無く空き地になっていた
(あれ?なんで?間違えた?いやいやいや!!間違えようがない)
空き地は長い間放置されていたようで雑草も生えている。

(あれ~~~?何で間違えたのかな!?)

その時お爺さんが通りがかった

『あの、すみません><このあたりに古いアパートみたいな
 建物ありませんか!?この辺りなのは間違いないのですが』

『アパート?ないねぇ・・・この辺りは他になにもないよ』
『あれ・・・そうですか・・・』
『何十年も昔はそこにあったけどね』
『アパートが!?』
『そう、住人の女性が男とモメたらしくアパートに火を点けてね全焼したんだよ』

『じゃあ違うか~・・・いやね、先日傍のバス停からこの道を連れと一緒に・・・・』

この時心臓がバクンとなった

連れって誰だ!? 誰だっけあの男

この時初めて気がついた
私はあの夜一緒に歩いていた
連れの男の名前も知らない事を。

『どうした?』
『いや、な、なんでもありません・・・・・私の勘違いだったようです、すみません』

怪訝そうな顔をしてお爺さんはどこかへ行った


呆然としていて誰もいない道でしばらく立ちすくんでいた
突然後ろから、


『あの・・・・』
ギョッとして振りかえると先日の女性がいつの間にかすぐ側にいた

『え!何処に・・・・』
『私が悪いんじゃないんです・・・・私は何も悪く・・・』

(彼女は何を言っている!?)
『いやね、俺場所間違えたみたいでアパートココじゃ・・・』
私が話しているのをさえぎって彼女は続けた

『私は悪くないんですあの人が悪いんですだから私は』
『何の事を・・・』

『私は悪くないんです悪くないんです悪くないんです悪くないんです悪くないんです悪くないんです
 悪くないんです悪くないんです悪くないんです悪くないんです悪くないんです悪くないんです』
既に彼女は正気と思えない目をしていた
この世のものとは思えない真っ赤な目だった

恐ろしい 恐ろしい 恐ろしい 恐ろしい 恐ろしい・・・・・
関わってはいけない関わってはいけない いけない いけ・・・



と、言う夢をこの前見た。
あー、なんか怖かったぁ^^

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